ギリギリセーフな安定と理解

健康な側面 言葉を残したい若い若い

浦島坂田船、2021年の愛 NewアルバムL∞VE

 

 

浦島坂田船は何にでもなれる

 

1.緩急

2.愛の引き出し

3.カテゴライズされない自由

 

1.緩急

緩急が心地よいアルバムだなと思った。

 

最初の4曲

1.世界で1番好きな名前

2.Save Me

3.SWEET TASTE PRESENT

4.シンデレラステップ

まではなんとなく高校生の自分が聴いたらこんな気持ちになるかもなと想像して。

浦島坂田船はイラストビジュアルがあることで本人が何歳だろうがいつでも「学生」になれるから強い。

年齢の幅がない。

4曲までは懐かしい、かつ少し生活から離れたいわゆる「アイドル曲」

アルバムと合わせてツアーも控えているので、ライブも絶対楽しいじゃん!となる前半。

 

5.月夜

これがまたすごく好き、生活に離れているとかの視点ではないような。

何度でも何年経っても好きでいる曲だろうなと思う。感覚としては、

16.グッドバイ

に似た曲への愛着だと思う。

自分がメロディアスな曲調が好きというところなんだけど。 

とにかく、アルバムの中で曲調が切り替わるタイミングが心地よい。

味変みたいなもので、集中して聴いても疲れないし、BGMとして聴き流していても何周もできる。

1曲1曲がシングルにできるくらい強いのに、曲順で全てのバランスが保たれている気がする。

来て欲しい時にちゃんと適した曲が来るからすごい。

あと、

17.Starry Heaven

で落ち着いた曲調になり、これはライブで聴いたらちょっと泣いちゃうな〜となっていると

18.PIRATES A GO GO

締め曲。

しっとり締めるかと思いきや明るく、ギラついた「海賊」の浦島坂田船で締まる。

その後、アルバムをループ再生していると浦島坂田船のキャラデザに準じた「青春」「キラキラ」な姿が戻ってくる。

この緩急もすごく気落ちいい。

だから繰り返して何周も聴ける。天才か

 

2.愛の引き出し

LOVE

浦島坂田船は「愛」の引き出しが豊富なんだなと思う

だって18曲も入っている。自分の感覚では18曲入っていることに「多いな!」と。

曲が多いということはグループの表現の種類が多いということで

いわゆる、「こういう曲しか歌えないグループ」ではないということ。

できることが多いのだ、まだまだ。

いろんな存在になれるのだ、浦島坂田船は。

きっともう一度「L∞VE」のタイトルでアルバムを出したら全然違う内容にできると思う。何にでもなれるグループだから。

今回のタイトルはLOVE→L∞VEになっている。8周年だから。だからLOVEの「O」が∞になるのは今年だけだね。

 

3.カテゴライズされない自由

何系グループ?と聞かれても難しい。アニメなの?と聞かれた回数は数えきれないけれど。

カテゴライズできないからの自由が、毎回アルバムで表現されている。

だから説明できないままでいい。

1曲も聴かずに理解できるグループじゃなくていい。

私だってまだ、浦島坂田船の表現の縁取りを見つけていない。

こうやって時間が経つたびに広く深いグループになっていく。

 

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