1年待った春と半年間の夏。浦島坂田船との1年間-2021
今年も浦島坂田船について残したい。
2021年と浦島坂田船
1年止まっていた季節が動く。
動けずにいた春が、またやってくる。
2020年の春ツアーが1年の時を経て帰ってくる知らせと共に、2020年は幕を閉じ、2021年が始まった。
2021春ツアーは宮崎から始まった。
当日、客席で彼らを観て
もう見れない姿かもしれないと思っていた
もう聴けない歌かもしれないと思っていた
もう、この時間がないかと思っていた
だけど、そこにある。
そこに、ライブの時間がある
ステージに立つ彼らを観ている。同じコンテンツが好きな友達が、同じ会場にいる。
私たちはこの時間を、ずっとずっと待っていた。
春ツアーの記事も書きました。
桜花再凛-オンライン オーラス- ありがとう、今日も浦島坂田船で居てくれて。 - ギリギリセーフな安定と理解
春は動き、夏が来る。
夏にはアルバム「L∞VE」が発売された。
L∞VEの記事も書きました。
浦島坂田船、2021年の愛 NewアルバムL∞VE - ギリギリセーフな安定と理解
「愛」の引き出しが豊富なアルバム。これを提げて夏ツアーも始まった。
この夏は、半年続く夏になる。
また感染症の影響で、最終公演日は延期され、ツアーが終わったのは12/28だった。
夏は7/24、北海道から始まった。
暑い夏、人々が動きやすくなったり、動きにくくなったりした、夏。
彼らは愛を全国で歌い回る。
夏ツアーは学生コンセプトだった。
(もう見られかもしれない制服衣装を着て)
浦島坂田船の夏ツアーはとにかく楽しい。
明るい歌だけでなく、フランマや月夜、公演によってはStarryHeavenなど。節々にローテンポな曲も混ぜることでライブに緩急がつき、ぐったりすることなく楽しみきれる公演だった。
ステージも客席も、可能なかぎり余すことなく使う。
会場によっては花道、センターステージもしくはトロッコを使って会場全体を可能な限り駆け回っていた。
いろんな方向へエンタメを撒き散らす姿は、浦島坂田船だなあ。と
普段ツイキャスやYouTubeLiveなどの配信で話す様子とはまた違う、ファンと彼らが互いの存在を確かめ合うような姿。
ずっとこの夏を待っていた。
だから9月前半、オーラスの幕張メッセ公演を延期することが決まった日も、大丈夫何があってもこの夏は成功して幕を閉じられるから。と
きっと何の心配もなかった。
彼らも私たちも、どこか常に少しの緊張感を持って、夏ツアーを走り抜いた。
浦島坂田船の夏を幸せにやりきるために。
これからも、そんな日々が続くように願いながら最善を尽くしたと思う。
思うこともたくさんあった。不安になることもあったけれど、
それでも今年はライブができる。
できるように、彼らが動いてくれているから。
続きますように。
ライブがある日々が、このまま続きますように。
春ツアーでは一部公演中止や、オーラスのオンライン公演。夏ツアーオーラスの延期。
今年は去年に負けないくらい、何かを決めなければいけない機会が多かった。
何かを決めることも、決められたことを受け入れることも、体力が必要なこと。
だけど今年は嬉しいお知らせも多かったから、
どんな告知も前に進むために発表してくれたと思うし、私たちは受け入れた。
それぞれのソロライブも成功し、
ハロウィンライブ(オンライン)や大阪城ホールでのクリスマス公演。
十分すぎるくらいのコンテンツで、1年中楽しませてくれた。
ああ浦島坂田船ってこうだった。
浦島坂田船の1年ってこうだったって、
少しずつ思い出して噛み締める日々だった。
ライブの当落に緊張する時間、
気付いたらライブ1週間前だと気づく朝、
開演2分前の手拍子の音と1緒に実感する「もうすぐ始まる」。
私たちが大事にしてきた小さな時間から大きな時間までを取り戻した1年間だった。
浦島坂田船のエンタメは、これからもここにある。
いつ何が起きるかわからないから、
この幸せが続くような行動を、私たちは選んでいく必要がある。
彼らにできることを、私たちファンにできることを。
みんなで作っていく文化だから。
楽しい、幸せなことを幸せに受け取る。また続くように私たちも行動する。
循環で作られていく浦島坂田船、エンタメの文化を強く守って作っていくために。
先日、2022年の春ツアーが発表された。
また、春が来る。