未成年としての夏、最後 乗り越えたと言える
背中が痛い
喉の奥が渇く
普段使わない筋肉をおそらく使ったから、全身が痛い
お父さんと同じ匂いがする24歳だったよ
私のお兄ちゃんたちの一個下だった
どこも、好きじゃなかった。
だけど相変わらず自分はどうなってもどうでも良くて、
断るのも怖くて、別に売春なわけじゃなかったけれど
身投げみたいについていった。
ていうか、本当に連れ行かれると思っていなかったの
結局、なんにもなく家に帰るだろって甘い
甘い
玄関で待っている時、いろんな友達からlineが来てて、見たの
その時、よく面倒見てもらってる大人の友達に、
「一線は超えないように気をつけなね。」
って言われたのを思い出したのを皮切りに、お世話になっててよくしてもらってる大人の人たち、本当のお姉ちゃん、擬似お兄ちゃん、お姉ちゃん、ママ、友達、先生
みんな思い出した
左手であいぽん持ってて自傷が見えて、やめなって真剣に言ってくれた。女の子。
これ、自傷よりひどい。ひどい。ひどすぎる。
この皮膚に触っていいのは私が好きな人だけだから、それには男女両方いろんな人が当てはまるけれど。このドアの向こうにいるこの人は、絶対に当てはまらない
「助けて、(氏名 _____)。」
でも当たり前だけど、現実は映画ではないから。
助けってって、呼びたい人たちに
もう二度と会えなくなる
このままじゃ、二度と私の大切な人たちと、濁りのない気持ちで会えなくなる
そう思ったの
私は逃げたよ 鍵を回して扉を開けて走って逃げた
私は自分のことは嫌いでキモいけど、大切にはしているって
本当だったんです。
自分なんてどうでもよくて、汚くなったら丸めて捨てればいいんだけど、汚れがついたらなかなか取れない性格でね。そうじゃない?
そしてその姿では大好きな人たちに私、会えないよ
大好きな人たちに会えなくなるのは嫌だから。
大好きな人たちに大好きって、言えないの苦しいから・・
大好きな女の子、通話してくれてありがとう。聞いてくれてありがとう。
お兄ちゃん、いかんやんって、叱って?くれてありがとう
大好きな人、もう大丈夫だよって言ってくれてありがとう。
私は逃げた。そして今もまだ逃げている。
多分、もう少し逃げないといけない気がする それは気のせいがいいけど
無意識な強さが発揮されたから、私
自分の大切にしたい精神を抱きかかえて夜を走り抜けたから、
私