青い蝶々は画面に張り付いて音が鳴る
最近自分から苦手な種類の甘い香りがする
女の子ってなんで甘い香りがするんだろうなって漫画で見たことある言葉を
蚊帳の外で聞いていたのに最近自分が匂う
勝手にしてた喧嘩も、インターネットのlogに残しておけばよかった
低速なんてもうストレスのなかに入らない
知らない人の顔を見ながら結局一人で飲むお酒しか社会じゃない
癖で笑っちゃうのがなんか愚かで生きた心地がない
ほんとに楽しい時しか笑いたくないとか言っときながら楽しくないと笑わないようになった
好きな人の歌やお話は楽しいだけじゃない
その分楽しい以外の顔ができるから今日も好き
うまいこと良さげな人当たりとか相槌とかコメントが全て
みんな寝る前に今日なんか楽しかったなと思って見えるからほんと巧い
多分全然そんなことないんだろうけど全然愛情がない
ウイルスとか政治とか白いやつとか青い鳥の治安とか根っこ
心底は多分超興味ないけど今は興味あるって設定でいないと非国民だし
ネットで叩かれるよりも誰にも言わずに嫌われる方が怖いから防衛本能みたいにいい子にしてる
私割といい子にしてたじゃん
見てない間に言う怒った怒ってないいや怒ってたじゃん
好きな友達が綺麗と言ってたお花を探しにいく旅に出る夢がいい
果物ばっかり食べてたい
知らないカタカナも眠いしいらない
わかりやすい幸せとか感覚じゃないと気づかないし、10分だけ寝ちゃうからその間に終わらせて起きたら全部教えて欲しくない
もうあの音は聞きたくない
マクドの博打は成功した
可愛い動物可愛くない動物 後ろで何日も寝てないヒトが見てるよ
でもおまえも何日も寝てないヒトだね
新居のゴミ出しが守られてないってずっと誰かが怒ってる
毎日隣人が何かに怒って笑って歌を歌ってる
角部屋のおじさんは、日曜日に片足だけ靴を履いて外を眺めてる
ゆっくりとこちらを振り向いた
まだお話したことないから、怖くないよ
誰かのストーリーに悪口言ったり、同担のツイートを馬鹿にしてsnsを楽しむ人だけはウイルスのせいにしておこうね
おまえはおまえだよ
好きな人にはなれないよ
人格の模倣がどうしようもなく気持ちいんだね
今時の可愛いも面白いもセンスも全部模倣からできてるしせめて派生で
どんどん自分だけが遠のいて、毎日少しずつ耳が遠くなって視界が狭くなる
言ってたみんながどこからどこまでなのかわからないけど
緑の光だけ見て少し笑う
物理よりも距離が近くて毎朝
多分甘い匂いは微々たるバニラのタバコだと思う
ずっと同じやつだけど、毎日それしか同じじゃないから気付くようになったんだ
知らない知らないけどそれにする
家にバニラはそれしかない
そうだったら怖くないそうだったら嫌じゃない
甘さはいいから記憶だけ欲しい
同じ香水は付けたくない
同じ香りになりたくない
忘れなかったらいいのに
鼻腔に入り込めたらいいのに
走る車はゼロにはならない
子供の叫び声は止まない
隣人の笑い声は止まない
蝶々だけ捕まえていて 捕まえた青い蝶をいつか私に見せて
その時から、今までのことは全部整頓しておくから
早く帰って来れるといいな