ギリギリセーフな安定と理解

健康な側面 言葉を残したい若い若い

春をあげる

 

 

 

深爪が好きだと言った

柔らかくて綺麗な君の手を

握るといつも温かい

誰より優しく強い手を

 


傷付けるなんて許さない

大丈夫わたしが覚えてるから

 


朝の光を花束で

遮る背中が美しい

テーブル越しに泣いた時

涙をぬぐう方法が

わからなくてごめん

 


愛ってもっと恐ろしく

怖いものだと思ってた

こんなに優しい温度なら

ずっと持っていてもいい

 


黄色い卵をキッチンで

まとめる笑顔が好きだった

歌を歌うといつも少し

踊り出す手足が

かわいくて見ていた

 


布団の中で

朝方まで話すのも

早起きしたモーニング

愛してるよ

恥ずかしがらず言える

 


朝の光を花束で

遮る背中が美しい

テーブル越しに泣いた時

君のそばにずっといたい

少しずつ愛で返したい

 


そう思った 春をあげる