観客は居酒屋であなたの目の前に座る
わたしは芸術と口に出しちゃいけない場所にいるから、身の回りに芸術性を感じていなかったし見つけようともしていなかった
探していなかった
でもあの子はかなり芸術の中に居て、向き合っていて、完成させるために慎重かつもの凄い速さで走っていた
まだ観客は目の前にいないけれど、
もう始まっていた。
お金払って着席して見れるのは、
あの子のクライマックスだけ
それよりもっと前から
あの子の芸術は始まっている
絶対に点数をつけたり
批評すべきでない毎日の芸術性が
人知れず作品になっていく
誰にも否定させない、誰もしていけない
神聖で
極彩な
本気で
全力であればあるほど美しい、
あの子の芸術という領域が今
今
轟々と音を立てている
応援しているよという話だわ
カラオケ行こうな